近年の社会においてインパクトが大きい情報・通信技術として「インターネット」が挙げられる。インターネットは、当初、研究者のコミュニティで構築されたものであるが、現在は、企業や家庭に入り込み、行政機関と国民を結ぶ身近なメディアとして期待されている。その反面、セキュリティの観点では問題も多く、今後、行政手続きの電子化にどのように寄与するかについては、本人認証(インターネットを介して電子メールを送信またはコンピュータにアクセスしてきた相手が本人かどうかの確認)や送信データの安全性確保に関する機能が充実する必要がある。ICカードは、インターネットにおける本人確認や暗号化送信のツールとしても有効なだけでなく、インターネット上での金融機関を介さない直接決済を実現するにも有効である。